Format関数を使用すると、データを指定した形式の文字列に変換できます。変換する形式は、下表の書式指定文字を組み合わせて指定します。

以下の手順では、生年月日から月日データを取り出しています。[生年月日]フィールドの[書式]プロパティに「mm/dd」を指定しても同様の表示になりますが、その場合は表示上の見た目が変わるだけです。

Format関数を使えば指定した形式のデータが得られるので、例えば今日が誕生日の顧客を抽出したいようなときに、抽出条件として今日の月日を指定すれば抽出が行えます。

関数の解説

Format (データ, 書式

データ]を指定された[書式]で表示する

日付/時刻型の主な書式指定文字

書式指定文字 説明
yyyy西暦4けた
yy西暦2けた
ggg年号(平成、昭和など)
gg年号漢字1文字(平、昭など)
g年号アルファベット1文字(H、Sなど)
ee和暦2けた
e和暦
mm月2けた
m月1けたまたは2けた(1 ~ 12)
dd日2けた
d日1けたまたは2けた(1 ~ 31)

数値型、通貨型の主な書式指定文字

書式指定文字 説明
0数値の桁を表す。対応する位置に値がない場合、ゼロ(0)が表示される
#数値の桁を表す。対応する位置に値がない場合は何も表示されない
¥円記号(¥)の次の文字をそのまま表示する。「¥¥」とすると、円記号を表示できる
""ダブルクォーテーション("")で囲まれた文字をそのまま表示する

短いテキスト、長いテキストの主な書式指定文字

書式指定文字 説明
@文字を表す。文字列より「@」の数が多い場合、先頭に空白を付けて表示される
&文字を表す。文字列より「&」の数が多い場合、文字列だけが左揃えで表示される
<アルファベットを小文字にする
>アルファベットを大文字にする