指定したセルにフォーカスした状態でシートを表示

リモートワーク(テレワーク)の普及により、Googleスプレッドシートを業務で使う機会が増えたという人は多いと思います。

Googleスプレッドシートでは、共有したい人に適切な権限が割り当てられていれば、そのシートのURLを送信するだけで、すぐに同じデータを見てもらうことができるメリットがあります。ただ、シート内の特定のセルを見てほしいとき、もっと便利な方法があることをご存じですか?

Googleスプレッドシートには[このセルへのリンクを取得]という機能があり、その名の通り、特定のセルやセル範囲へのリンクURLを取得することが可能です。共同編集者には、シートそのもののリンクURLよりも、注目してほしいセルへのリンクURLを伝えたほうが意図が明確になり、作業もはかどるでしょう。

また、シート内に別のシートの特定セルへのリンクを挿入することもできます。例えば、以下のように目次となるシートを用意し、月別シートのセルA1へのリンクを設定しておくのも便利です。

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

目次シート内の[1月]に張られたリンクをクリックすると、[1月]シートのセルA1に移動できます。

いろいろと活用できる特定のセルへのリンクURLは、以下の操作手順で利用します。ぜひマスターしてください。

セルへのリンクURLを取得する

ここでは[1月]シートのセルA1のリンクを取得します。単一のセルだけでなく、セル範囲を選択してからリンクを取得することも可能です。

1リンクをコピーする

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

リンクを取得したいセルを右クリックし、[セルでの他の操作項目を表示]→[このセルへのリンクを取得]をクリックします。

2リンクがコピーされた

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

セルへのリンクがコピーされました。画面左下にメッセージが表示されます。

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

クリップボードにコピーしたリンクは、メールなどに貼り付けて利用できます。

セルへのリンクを挿入する

続いて、シート内に別のシートの特定セルへのリンクを挿入してみましょう。リンクがクリップボードにコピーされた状態で操作します。

1リンクを挿入するメニューを表示する

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

リンクを挿入したいセルを右クリックして[リンクを挿入]を選択します。

2リンクを挿入する

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

リンクを挿入するメニューが表示されました。[Ctrl]+[V]キーを押してリンクURLを貼り付けてから、[適用]をクリックします。

3リンクが挿入された

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

リンクが挿入されました。リンクがあるセルを選択すると、「'1月'!A1」のようにリンク先をシートとセルを確認できます。

HINTシート内のリンクはあとから編集できる

Googleスプレッドシートでは、すでに挿入されているリンクに対してメニューから操作を実行できます。リンクがあるセルを選択し、以下のように操作してください。

Googleスプレッドシートでセルのリンクを取得する

リンクのメニューにある3つのアイコンは、左から[リンクをコピー][リンクを編集][リンクを解除]の意味になります。それぞれをクリックすることで、リンクのコピー、編集、削除が可能です。

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