活用ノウハウ③ リピート促進編
LINE公式アカウント、LINEミニアプリ/LIFF、ID連携

Q.71

自社のサービスや顧客システムとLINEを連携して使いたい。

イラスト

自社のサービスを、LINE上で使用してもらいたいです。すでに保有している自社の顧客データと連携した活用も検討しています。何かよい方法はありますか?

A

「LINEミニアプリ」の個別開発などで対応できます。

ID連携とLINEミニアプリで可能性が広がる

LLIFF(LINE Front-end Framework)およびLINEミニアプリは、LINEが提供するWebアプリケーションのプラットフォームです。アプリケーションにLINEが提供するLIFF SDK(ソフトウェア開発キット)を組み込むと、LINE上でそれらのサービスを呼び出せるので、ユーザーに手軽に利用してもらうことができます。 ただし、LIFFやLINEミニアプリを既存のシステムやツールと連携する場合には、自社またはLINEの開発パートナーによる開発が必要となるので、注意してください。

LIFFとLINEミニアプリは、ユーザーの許可を得てLINEユーザーのプロフィール情報を取得したり、ID連携したりすることができます。これにより、以下のようなより高度なLINE活用が実現します。

  • 店舗のPOSレジと連携し、ポイントの獲得履歴をLINE上で確認できる
  • 自社の予約システムと連携し、LINE上で予約やそのキャンセルができる
  • LINE上で支払いや領収書の受け取りを行うことができる

期待できる効果

  • サービス提供にあたり、別途アプリのダウンロードは不要
  • LINEですべて完結するので、ユーザーの利便性が高い
  • 連携した情報を活用して、よりユーザーに合った情報発信が可能

ユーザー認証やLIFFの仕組み

ユーザー認証

自社のサービスや顧客システムとLINEを連携して使いたい。

1LIFFおよびLINEミニアプリを初期化するタイミングで、LINEプラットフォームとエンドユーザーの間で、ユーザー認証が行われる。 2ユーザー認証が完了すると、LINEプラットフォームはエンドユーザーのアクセストークン/IDトークンを取得する。 3ユーザーがアクセストークンをサービスに送信することで、サービスはユーザーを識別できる。

ウェブアプリとして動作

自社のサービスや顧客システムとLINEを連携して使いたい。

1LIFFの初期化およびユーザー認証終了後は、ウェブアプリとして動作する。サービスはエンドユーザーに直接UIを表示し、エンドユーザーからのリクエストを処理する。

サービスメッセージ送信

自社のサービスや顧客システムとLINEを連携して使いたい。

1サービスメッセージ(Q.54)を送信するAPIを利用して、LINEミニアプリでサービスメッセージを送信。 2APIが成功すると、LINEプラットフォームから、エンドユーザーにメッセージが送信される。

本コンテンツのご利用について

本コンテンツは、インプレスの書籍『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド』を、著者であるLINE株式会社の許諾のもとに無料公開したものです。各サービスの内容は、書籍発行時点(2021年11月)における情報に基づいています。記事一覧(目次)や「はじめに」は、以下の「関連まとめ記事」のリンクからご覧ください。

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