活用ノウハウ③ リピート促進編
LINE公式アカウント/LINEログイン

Q.70

自社で保有する顧客データと照合して、メッセージを配信したい。

イラスト

自社のアプリの利用状況などに合わせて、ユーザーそれぞれによりフィットしたメッセージを出し分けたいです。何かよい方法はありませんか?

A

「LINEログイン」でID連携を促しましょう。

ID連携でOne to Oneコミュニケーションを実現

LINEログインは、Webアプリやネイティブアプリ(iOS、Android)などに、LINEアカウントを利用してログインできる「ソーシャルログイン」を導入する機能です。 ユーザーは、各種サービスを利用するときにLINEのIDでログインできるようになるので、個人情報やメールアドレスなどを入力する手間を減らせます

企業・店舗は、ログイン時にLINE公式アカウントの友だち追加を促すことも可能です。さらに、LINEのIDと自社の顧客データを連携(ID連携)させることで、サービスの利用状況に合わせたメッセージ配信が、Messaging APIを活用してできるようになります。 例えば、ECサイトで商品を購入したユーザーにメッセージを送信して購入後のフォローをしたり、ユーザーが購入した商品に類似した商品を後日、メッセージでリコメンドしたりできます。

LINEログインを用いたID連携や、Messaging APIの活用は、ユーザー一人ひとりにフィットしたメッセージ配信を行う上で重要です。自社またはLINEの開発パートナーによる開発を経て、One to Oneコミュニケーションを目指してください。

期待できる効果

  • LINEでログインできるので自社サービスの利用を促せる
  • LINEのIDと自社の顧客データを連携して、今後の施策に生かせる
  • アプリなどの利用状況に合わせたメッセージを配信できる

LINEログインの仕組み

自社で保有する顧客データと照合して、メッセージを配信したい。

1サービスからエンドユーザーに、LINEログイン用のページを送信。 2エンドユーザーが、LINEを利用して認証と認可。この工程が終わると、サービスは、ユーザーを識別するためのアクセストークンをLINEプラットフォームから取得できるようになる。 3LINEプラットフォームからアクセストークンを取得。

ワンポイントアドバイスID連携で実現する高度なメッセージ配信

企業・店舗の顧客データと友だちのLINEのIDを連携させると、ユーザー一人ひとりに合ったメッセージ配信(セグメント配信)ができます。

例えば、ECサイトで前日に商品をカゴに入れたまま、購入手続きが済んでいないユーザーにメッセージを配信する「カゴ落ち」を防ぐセグメント配信が可能です。購入忘れがないか確認することで、コンバージョンを促すことができます。

他には、高ロイヤリティユーザーへのセグメント配信の例もあります。招待制の限定イベントを実施する際などに、年間支払い額上位10%のユーザーにのみメッセージを配信することで、特別感を演出できます。

本コンテンツのご利用について

本コンテンツは、インプレスの書籍『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド』を、著者であるLINE株式会社の許諾のもとに無料公開したものです。各サービスの内容は、書籍発行時点(2021年11月)における情報に基づいています。記事一覧(目次)や「はじめに」は、以下の「関連まとめ記事」のリンクからご覧ください。

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