【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 152

クイックアクションの1行目は厳選する

効果: 短縮 時短レベル:4

モバイルで快適に作業できるようカスタマイズ

Windows 10のアクションセンター下部に表示される「クイックアクション」には、タブレットモードの切り替え、ネットワークの設定、VPN(Virtual Private Network。外出先から社内ネットワークに接続するための機能)の利用など、[設定]画面の深い階層にある項目をすぐに利用できるボタンが並んでいます。

ノートパソコンやモバイル作業で使う機能が多く、人によってある項目は毎日のように使い、別の項目はまったく使わない、というように利用頻度が大きく異なるユニークな機能が多いことが特徴です。

そこで、利用スタイルに応じてクイックアクションを使いやすく並べ替えましょう。クイックアクションには[折りたたむ]または[展開]の2つの状態があり、[折りたたむ]では1行だけの表示になります。これにあわせて、特によく使う4項目を厳選して1行目に配置します。まったく使わないものは非表示にして、画面をムダに使わないようにしましょう。

クイックアクションを編集する

一般に利用頻度の高い項目は、VPNへの接続を行う[VPN]、接続するネットワークを選択する[ネットワーク]、すべての電波をオフにする[機内モード]、通知をオフにする[集中モード]などです。

いずれもクイックアクション以外から利用しようとすると手数が増えてしまうので、クイックアクションからすぐ利用できるようにしましょう。

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。