できるネット編集部より:子どもを見守るGPS端末「まもるっく」の使い方や体験レポートを紹介。元小学校教員のITジャーナリスト、高橋暁子さんによる連載の第11回です。
まもるっく 使い方のレポート&操作解説の記事一覧

こんにちは、高橋暁子です。

学校に行く子どもを送り出したあと、「ちゃんと学校に着いたかな?」と、気になることがあります。帰りも、予定より遅くなると心配ですよね。

私は仕事柄、自宅で原稿を執筆していることが多いですが、小学2年生の息子が時間どおりに帰ってこないときは、気になって原稿に集中できなくなってしまうこともあります。2年生になり学校に慣れてきても、まだまだ抜けたところも多く、遊びに夢中になると時間を忘れてしまうようです。

そのようなときでも、ALSOKの子ども見守りGPS「まもるっく」があれば、いつでも息子の様子がわかって安心できます。今回は、実際に息子にまもるっくを持たせた1日の様子を紹介します。はたして、どのように息子を見守り、私の不安を解消してくれるのでしょうか?

まもるっく:小学生の1日レポート

別売りの「まもるっく専用ケース」と「ランドセルアタッチメント」で、ランドセルに固定したところ。

朝は「エリア出入通知」で学校への到着を確認

「行ってきます!」

朝8時、元気に息子が家を出ていきました。それから10分ほどして、私のスマートフォンに新着メールの通知が届きます。まもるっくからの「エリア出入通知」で、息子が学校に入ったことを知らせる内容でした。

エリア出入通知は、あらかじめ設定した「学校」や「塾」などへの出入りを、保護者にメールで通知する機能です。わが家では、小学校と習いごとの教室を設定しています。

どうやら息子は道草などすることなく、無事に学校へ到着したようです。しっかり勉強してきてほしいですね。通知を受け取ったら、私も安心して仕事を始められます。

この日、息子は習いごとがあり、帰宅予定は16時ごろ。私は打ち合わせで外出して17時ごろに帰宅する予定なので、息子が先に帰っているはずです。息子が鍵を忘れていないことを確認し、私も家を出ます。

まもるっく:小学生の1日レポート

エリア出入通知メールが届くと、安心して仕事に取り掛かれます。

放課後の行動を「現在位置検索」で確認

14時を回ると、小学校が終わる時間です。そろそろ学校を出て習いごとの教室に向かうはずですが、まだエリア出入通知がありません。

打ち合わせの合間にスマートフォンから契約者サイトにアクセスして、現在位置検索を利用します。これは、まもるっくのGPSを利用して息子の現在の居場所を確認できる機能です。

すると、息子はまだ学校にいることが確認できました。用事があって居残りしたり、習いごとが始まるぎりぎりの時間まで学校で遊んでいたりすることはよくあるので、ひとまず心配はなさそうです。

打ち合わせに戻ってしばらくすると、学校を出たことと、習いごとの教室に入ったことを知らせるエリア出入通知が届きました。習いごとを忘れたわけではないようで、安心して仕事ができます。

まもるっく:小学生の1日レポート

スマートフォンから、このように息子の居場所を確認できます。

帰りが遅い息子の足取りを「定時刻位置検索」で確認

17時過ぎ、打ち合わせを終えて帰宅すると、息子がまだ帰っていません。習いごとの教室は予定どおりの時間に出たとエリア出入通知がありましたが、どこにいるのでしょうか?

家のパソコンから契約者サイトで現在位置検索を利用すると、帰り道からはずれた公園にいることがわかりました。息子がときどき友達と遊んでいる場所です。今日は私の帰りが遅いと伝えていたので、友達と遊んでいこうと思ったのかもしれません。

習いごとが終わってから外で遊んでくることはよくあるので、最近は帰宅予定の16時から18時まで、30分ごとに「定時刻位置検索」を設定しています。これは、指定した時刻の位置情報を記録し、あとから履歴として確認できる機能です。

確認すると、16時には習いごとの教室に近い商店街にいて、16時半には公園で遊んでいたことがわかりました。

まもるっく:小学生の1日レポート

パソコンからも、契約者サイトで現在位置検索や定時刻位置検索を利用できます。

遊んでいて帰ってこない息子に通話機能で連絡

商店街で友達と会って、一緒に遊ぶことにしたのでしょうか。いずれにしても、すでにあたりはだいぶ暗くなっています。それに、遊んでいても17時には帰るようにといつも言っています。通話機能で、帰ってくるように伝えることにします。

まもるっくには、携帯電話や家の電話からかけられる通話機能があります。「自動着信」を設定すると自動で応答し、ハンズフリーで通話できるので、息子がランドセルを置いて遊んでいても、ある程度近くにいれば声は届くはずです。

数回のコールのあと、応答がありましたが、息子の声がしません。でも、着信音に気づいた息子が近くにいるはずです。「もしもしー!」と言うと、あわてて駆け寄るような物音のあと、息子の声がしました。

「もしかして公園にいるの?」
「◯◯(友達)と会ったから...」
「もう暗いし、○○くんのおうちもご飯になるからバイバイしたら?」
「はーい」

通話を終えて電話を切る直前、息子が友達に「もうご飯だから帰れってー!」と言っている声が聞こえました。

連絡を取りたいとき、通話機能は実に便利です。特に男の子は遊びに夢中になると電話など意識の外になってしまうことが多いと思いますが、自動応答でハンズフリー通話ができるので、電話に出なくてやきもきさせられることはありません。

まもるっく:小学生の1日レポート

まもるっくに電話が着信したときは、画面に誰からの着信かが表示されます。

バッテリー低下通知で、翌日の充電忘れナシ!

夜、夕食を終えて家事をしていると、まもるっくから「バッテリー低下のご連絡」メールがありました。充電を忘れると翌日使えなくなってしまいますが、通知があれば安心。宿題をしていた息子に言って、すぐに充電を開始します。

まもるっくは、このほか電源のオン・オフ時にもメールで通知を受け取れます。不意のバッテリー切れや誤操作などのトラブルを知るためにも、こうした通知は頼りになります。

まもるっく:小学生の1日レポート

通知機能によって、充電忘れがなくなります。

離れていても安心できる、頼れる存在

こうして1日が終わりました。息子の平日の行動範囲は、自宅から徒歩10分程度の小学校と習いごとの教室、あとは近所の公園や友達の家ぐらいで、さほど広いわけではありません。それでも、親の目が届かないところで過ごす様子は気になるもの。まもるっくで1日中見守ることができるのは、とても安心感があります。

そして、この1日では紹介できていませんが、いざというときには緊急通報を受けてALSOKのガードマンが助けくれる「駆けつけサービス」も頼りになります。

私の場合、仕事で遠くに行っているときなどには、息子に何かがあってもすぐには駆けつけられません。そのような場合でもガードマンにお任せできるのは頼もしく、仕事にも、より集中して取り組めると感じます。

まもるっくは、子どもが新しいことを覚えなくてもいいことも、意外と大きな利点だと思います。小学2年生の息子はもちろん、もっと小さな子どもでも、忘れずに持って出かけさえすればエリア出入通知や居場所の確認ができ、ハンズフリーでの通話もできます。「うちの子に使いこなせるかな?」と心配しなくても、とりあえず持たせておけば大丈夫。まもるっくがあることの「心強さ」を実感した1日でした。

提供:ALSOK