チキンカツの量が危険だが、食べやすさに救われる

提供されたカレーを一目見ただけで、その迫力に思わず唸ってしまいます。「マウンテン」を名乗るにふさわしい一皿と言えそうです。

複雑に積み上げられたチキンカツの量が、とにかく危険な雰囲気です。キャベツはいい休憩になりそうです

チキンカツはおおむね4段重ね。崩落させないよう丁寧に食べる必要があります。

冷静に分析するに、とにかくチキンカツの量が危険そうに感じられます。デカいチキンカツ2枚分くらいの量はあるでしょうか。このカツが食べづらかったら、完食のハードルが一気に上がりそうですが、果たして。試しに1枚、口に運んでみます。

サクサクしていて美味です!

チキンの肉は箸で切れるほど柔らかく、それでいて衣はサクサクしていて美味です! こういう感じのカツであれば、無理なく完食が狙えそうです。

また、チキンカツを口に運んだ瞬間気が付いたのは、ルーが適度にスパイシーで、食欲増進効果がありそうだということ。これは思わぬ追い風です! これならば行ける、と、ハイペースで食べ続けますが、食べても食べてもなかなか量が減りません。

ただ、何度か大物を食べてきた経験からすると、「食べても食べてもなかなか減らない」というときが、実は一番の峠だということが多い気がします。そこで手を緩めず、無心で食べ続けることしばし、今度は着実に量が減ってきたのが分かります。

イレギュラーに快く応じてくれた店主さんの心意気に応えたい、そんな思いでその後もひたすら箸を進めて、とうとう完食に至りました。完食を確認すると、店主さんから「すごいねぇ、全部食べちゃったんだ!」とのお言葉をいただきました。全部食べる以外の選択肢はないものと思っていましたが、無事責任を果たせて一安心です。

今回は、図らずもお店側を挑発したような格好となってしまい、通常よりも多い量をオーダーしてしまいましたが、次回はお店側で最初から想定されている量をしっかり味わうのが筋かなと思います。カレー以外のメニューも気になるので、また再訪したいお店です。

お店:神田虎春屋
住所:東京都千代田区神田駿河台3ー7ー12
完食時間:20分8秒

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