BlackBerry Desktop Managerでは、Outlook以外に、Yahoo!、Windowsアドレス帳/Windowsメール（連絡先）、ASCIIインポータ/エクスポータ（汎用的なカンマ区切りなどのデータ経由）とも同期できます。ただし、Yahoo!は、現状、米国版のサービスのみの対応と制限があるので、注意が必要です。

このレッスンで紹介している同期の設定は最初の1回だけ必要です。2回目以降は、BlackBerry Desktop Managerが起動している状態でBlackBerry Boldを接続すれば、自動的に同期が実行されます。

BlackBerry Desktop Managerを利用した同期には、双方向の同期と一方向の同期の2種類があります。双方向の同期は、パソコンで登録したデータがBlackBerry Boldに、BlackBerry Boldで登録したデータがパソコンにと、どちらのデータも反映される方式です。パソコンとBlackBerry Boldのデータを常に同期させたい場合におすすめです。これに対して、一方向の同期では、どちらか選択した方のデータしか、もう一方に反映されません。

同期の設定はあとから簡単に変更できます。手順1〜11を実行すると、設定済みの情報が手順12の画面に表示されます。変更したい項目を選択して［詳細］をクリックして変更しましょう。

BlackBerry Boldとパソコンを同期するときは、同期されるデータの内容に十分に注意しましょう。たとえば、個人的に契約しているBlackBerry Boldを会社のパソコンと同期した場合、友だちや家族など、BlackBerry Boldに登録されている個人的なアドレスも会社のパソコンに登録されてしまいます。また、個人的に登録した予定が家族で共有しているパソコンに登録されてしまうなど、同期によって、意図しないデータがパソコンと同期されてしまうこともあります。BlackBerry Boldにどのようなデータが登録されているのかを事前に確認してから同期を実行しましょう。