「スマートフォン」と「Optimus G Pro」とは?

もっとも欲しい商品のランキングの上位に位置付けられるほど、多くの人からの関心を集めているスマートフォン。日常生活においてもスマートフォンを使う人を見かけることが当たり前になってきつつあります。スマートフォンは今までの携帯電話と違い、オープンなプラットフォームの採用により、ユーザーが自由にカスタマイズでき、インターネットの各サービスと連携しやすいなどの特徴があります。しかし、一部のスマートフォンは日本の携帯電話で必須とされてきた機能がなく、携帯電話から移行しにくい状況にありました。本書で解説するLG Electronics製「Optimus G Pro L-04E」は、スマートフォンの業界標準プラットフォーム「Android 4.1」を採用し、おサイフケータイやワンセグといった日本仕様を搭載しながら、3,000mAhの大容量バッテリーを搭載することで、スマートフォンとしての最高峰の性能を目指したモデルとして仕上げられた期待の製品です。

携帯電話との違いは?

Optimus G Proはiモード携帯電話などと違い、オープンなプラットフォームを採用しているため、ユーザーがアプリを追加したり、自由にカスタマイズできます。インターネットで提供される各サービスとも連携しやすく、世界で展開される最新のサービスもいち早く利用できます。NTTドコモが携帯電話向けに提供してきたiモードは利用できませんが、iモードのメールアドレスが使えるうえ、iモードと一部、同じコンテンツが利用できる「dメニュー」や「dマーケット」も利用できます。「iチャネル」や「iコンシェル」といった人気サービスにも対応しています。

壁紙やホーム画面の変更、アプリの追加など、自由にカスタマイズできる

Optimus G Proでできること

0.NTTドコモの超高速通信サービス「Xi」に対応

NTTドコモのLTE方式による超高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応しているため、高速、大容量、低遅延のデータ通信が利用できます。Xi向けに提供される割安な料金プランを契約できます。

0.メールやインターネットなどの必要な機能が揃っている

Optimus G Proには「Gmail」をはじめ、iモードのメールアドレスが使える「spモードメール(ドコモメール)」、「Eメール(プロバイダーのメール)」、「インターネット(ブラウザー)」など、インターネットに必要なアプリが揃っています。カメラやWi-Fi、microSDカードスロットなど、便利に活用するためのハードウェアも充実しています。

0.自分の好きなアプリを追加できる

Optimus G Proには出荷時に多くのアプリがインストールされていますが、自分で使いたい機能やサービスがあるときは、自由にアプリを追加することができます。アプリはAndroidプラットフォーム標準の「Playストア」やNTTドコモの「dマーケット」からダウンロードできるほか、LG Electronicsが提供する「LG SmartWorld」も利用できます。

0.赤外線通信やワンセグ、おサイフケータイなどが使える

Optimus G Proはiモード携帯電話などで広く利用されてきた赤外線通信やワンセグ、おサイフケータイに対応しているため、今までの携帯電話から移行してもそのまま同じように使うことができます。

Optimus G Proなら、外出先でもインターネットやマップなどのアプリを活用できる

Optimus G Pro でできないこと

Optimus G Proはiモード携帯電話と同じように、通話やメール、インターネットなどを利用できますが、いくつか利用できないサービスがあります。たとえば、メールはspモードを契約することで、iモードと同じメールアドレスを利用できますが、iモードの公式メニューのコンテンツ、iモード携帯電話向けのiアプリなどの各種コンテンツは利用できません。NTTドコモが提供する「dメニュー」では、一部、iモードと同様のコンテンツが利用できます。

[ヒント]「Android」ってなに?

「Android(アンドロイド)」は、Googleを中心とした業界団体の「OHA(Open Handset Alliance)」で、開発や普及が進められているスマートフォンやタブレットなどのプラットフォームです。OHAにはGoogleのほか、NTTドコモやLG Electronicsなど、世界中の通信事業者と携帯電話メーカー、半導体メーカーなどが参加しています。Androidは世界でもっとも多くのスマートフォンに搭載される業界標準となっています。Optimus G Proに搭載された「Android 4.1」では、快適な操作感を実現し、最新サービスを利用できます。

[ヒント]「Xi(クロッシィ)」ってなに?

NTTドコモが提供する「Xi(クロッシィ)」は、従来のFOMAで採用されているW-CDMA/HSDPAに続く、新しい通信技術「LTE」を採用した通信サービスです。Optimus G ProはXiに対応しているため、Xiのエリアでは受信時最大100Mbpsの高速通信が可能です。また、XiではNTTドコモ宛ての国内通話料が月額700円(税込)で定額になる「Xiカケ・ホーダイ」という割引サービスが契約できます。

[ヒント]Xiは対応エリアでしか使えないの?

Optimus G ProはXiのほか、従来のFOMAハイスピードにも対応しているので、Xi対応エリアの外ではFOMAハイスピード対応のスマートフォンとして、受信時最大14Mbpsの高速通信が利用できます。XiとFOMAの両方が利用できるエリアでは、Xiを優先的に利用します。

[ヒント]場所によって設定を簡単に切り替えられる 「LG Tag+」に対応

Optimus G Pro L-04Eでは付属の「LG Tag+用NFCタグ」に本体にかざすと、あらかじめ設定した利用シーン別の設定に切り替えられる「LG Tag+」が利用できます。たとえば、あらかじめタグに必要な設定を書き込んでおけば、タグにかざしたときに、クルマを運転するときのために、GPSやBluetoothをONに切り替えるといった設定ができます。