【Teams踏み込み活用術】Microsoft Teams(マイクロソフト・チームズ)を使いこなす達人のワザを紹介! この連載では、企業への導入・活用支援を手がける著者による現場の利用実態に根ざした視点から、Teamsの一歩踏み込んだ活用法を解説します。

ワザ 45

研修でグループワークを実施する

活用する機能:ブレークアウトルーム

グループワークをビデオ会議で実現

社内の研修やワークショップなどでは、受講者を少人数のグループに分けて議論してもらう場面がしばしばあります。「ブレークアウトルーム」を使うと、以下の図で示すような、研修の冒頭は参加者全員が集まって説明や講義を受け、その後グループに分かれてディスカッションを行い、再度1つの会議室に戻り、ディスカッションの内容を発表して共有するといった流れを、スムーズに行えます。

ブレークアウトルームを使った研修の流れ

Teamsの「ブレークアウトルーム」でWeb研修のグループワークを実行する【Teams踏み込み活用術】

ブレークアウトルームは、会議の開催者が操作可能です。割り当てる会議室の数と、[自動]と[手動]の2種類から参加者を割り当てる方法を選択します。[自動]の場合、ユーザーを各ルームに自動的に割り当てます。[手動]では、開催者がルームごとに参加するユーザーを個別に指定可能です。

開始すると、各参加者には会議室に移動することを示すメッセージが表示され、その後自動的に遷移します。開催者は各会議室に入室して様子を確認可能です。

終了すると、参加者が元の会議に自動的に戻ってきます。実際の研修では、元の会議室に戻った後で、それぞれのグループで話された内容を発表してもらうことが多いです。

Teamsの「ブレークアウトルーム」でWeb研修のグループワークを実行する【Teams踏み込み活用術】

❶[ブレークアウトルーム]をクリックすると、[ブレークアウトルームを作成]が表示される。グループの数とユーザーの割り当て方法を選択し、[Create rooms]をクリック。

Teamsの「ブレークアウトルーム」でWeb研修のグループワークを実行する【Teams踏み込み活用術】

[手動]の場合、❷[参加者の割り当て]からメンバーをルームに割り当てられる。[自動]の場合でも、メンバーの❸チェックを付け、❹[割り当てる]をクリックすれば、ルームの変更が可能。❺[会議室の開始]をクリックすると、各参加者がルームに移動する。

Teamsの「ブレークアウトルーム」でWeb研修のグループワークを実行する【Teams踏み込み活用術】

ルーム名を右クリック、もしくは❻[その他のオプション]をクリックして❼[ミーティングに参加]をクリックすると、各ルームで行われている議論の様子などを確認できる。❽[会議室の終了]をクリックすると、ブレークアウトルームが終了する。

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