「下書き」としてテキストエディターを使おう

 仕事で作成する文書は、WordやExcelなどOffice文書の形式が多いはずです。Office文書の編集が可能なAndroidアプリもありますが、完全にMicrosoft Officeと互換性があるわけではなく、また動作が重かったり機能がわかりにくかったりして、あまり効率的な作業はできません。
 そこで、スマートフォンで文書を作成するときには、テキストエディターを利用して、文章(テキスト)だけを下書きとして作成することをおすすめします。ここでは、高機能で定評のある[Jota Text Editor](無料)を利用します。
 保存したテキストファイルはDropboxを利用してパソコンから取り出し、Wordなどで編集しましょう。microSDカードに保存しておき、メールに添付して送信することもできます。

テキストファイルを作成する

1.[Jota Text Editor]を起動する

アプリケーション画面を表示しておく  ,マーケットから[Jota Text Editor]をインストールしておく     ,[Jota Text Editor] をタップ   

2.文章を入力する

1 文章を入力,2 メニューボタンを押す,3[ファイル]-[名前を付けて保存]をタップ  ,文章が完成した,[Jota Text Editor]が表示された

3.ファイル名を付けてテキストファイルを保存する

1 保存するフォルダを選択,2 ファイル名を入力   ,3[元ファイルに]をタップして[CRLF]をタップ,4[OK]をタップ,microSDカード内のフォルダの一覧が表示された,ファイルが保存される,[名前を付けて保存]が表示された   

[Dropbox]でテキストファイルを作成する

1.テキストファイルの作成を開始する

1 メニューボタンを押す,2[新規]-[テキストファイル]をタップ  ,3[テキストファイルを作成]が表示されたら[Jota Text Editor]をタップ,[Dropbox]を起動し、テキストファイルを作成したいフォルダを表示しておく

2.文章を入力する

1 文章を入力,2 メニューボタンを押す,3[ファイル]-[名前を付けて保存]をタップ  ,文章が完成した,[Jota Text Editor]が表示された  

3.ファイル名を付けてテキストファイルを保存する

1 ファイル名を入力   ,2[元ファイルに]をタップして[CRLF]をタップ,3[OK]をタップ,4 戻るボタンを2回押す,ここではフォルダを選択しない,ファイルがアップロードされる,ファイルが保存される,[Jota Text Editor]が終了する,[名前を付けて保存]が表示された

4.[Dropbox]でファイルを確認する

ファイル名をタップするとテキストファイルの編集ができる    ,作成したテキストファイルが表示されたことを確認,[Dropbox]のフォルダの画面に戻った

[ヒント]テキストエディターは動作の軽さが特長

「テキストエディター」は、テキストファイルの編集に特化したアプリです。テキストファイルは、Word文書などのようなデザイン的な要素(文字の大きさや色など)を持たない、文字だけのファイルです。そのためテキストエディターはシンプルで動作が軽く、処理能力のあまり高くないスマートフォンでも、操作性をそこなわず利用しやすいことが特長です。

[ヒント][Dropbox]にテキストファイルの作成ができる

[Dropbox]からテキストエディターを呼び出して、任意のフォルダ内でテキストファイルを新規作成できます。この場合、保存したファイルは自動的にDropboxのサーバーと同期されます。

[ヒント]保存したファイルはmicroSDカードにも残る

「[Dropbox]でテキストファイルを作成する」で保存したファイルは、Dropboxのフォルダに保存され同期されるのと同時に、「[Dropbox]でテキストファイルを作成する」の手順3で選択したフォルダにも保存されます。2つのファイルは、以降は別のファイルとして扱われます。

[ヒント]「ダイレクトインテント」に関する注意点

[Jota Text Editor]は、指定したアプリにテキストを送信できる「ダイレクトインテント」機能を搭載しています。この機能を利用して[Dropbox]にテキストをアップロードしたくなりますが、[Dropbox]側が送信を受け付けていないため、利用できません。アップロードは[アストロファイルマネージャ]などのファイラーを利用して行いましょう。

[ヒント][Jota text Editor]で利用できる機能

[Jota text Editor]は編集機能が充実しています。文字の「検索」、検索した文字を別の文字に置き換える「置換」といった、効率のよい編集に欠かせない機能を持つほか、フォントサイズの変更、行数の表示、特殊文字の表示といった、使い勝手を細かくカスタマイズするための機能もあります。

1 メニューボタンを押し[検索]をタップ   ,2[置換]をタップ,ここではテキストファイルにある「2400」をすべて「2480」に置換する,検索用のテキスト入力ボックスが表示された

3 ここに「2400」 と入力     ,4 ここに「2480」 と入力     ,5[全置換]をタップ   ,文章全体の置換が行われる,置換用のテキスト入力ボックスが表示された