【俺のメルカリ】は、ブロガーのコグレマサト氏が、オジさんにとってのメルカリの魅力や、使いこなし方を紹介していく連載です。毎週金曜日更新。
これまでのあらすじ(まとめ)

伝票書きも不要で配送作業がラク

こんにちは、コグレマサトです。前回はメルカリに出品する前に知っておきたいこととして、価格設定などについて紹介しました。今回は、とても便利な配送方法「メルカリ便」を紹介します。

メルカリなどの個人間取り引きで、避けては通れないのが商品の発送作業です。相手から送付先を聞き、梱包して伝票を書き、宅配便の営業所やコンビニエンスストアに持ち込んで...といった作業の面倒くささから、利用をためらっている人も少なくないと思います。

実はぼくも、こうした発送作業が苦手で、メルカリを知ってもなかなか利用する気になれませんでした。しかし、あるとき、手軽で匿名配送も可能なシステムがあると聞いて、では使ってみよう! と思ったのです。

メルカリ便の特徴は、主に3つあります。

1.匿名で配送可。しかも伝票不要
出品者も購入者も、互いに住所や氏名をやり取りせずに荷物を送ることができます。出品者がメルカリのコードを利用して発送することでメルカリが仲介し、きちんと購入者に届くようにしているのです。ついでに、面倒な伝票の記入も不要です。すごい!

2.安くて全国一律の料金
ヤマト運輸を利用する「らくらくメルカリ便」、日本郵便を利用する「ゆうゆうメルカリ便」の2種類がありますが、いずれも宅急便やゆうパックよりも安く、しかも全国一律料金です。「購入者が○○県だから送料はいくらで...」などと考える必要がありません。便利!

「送料込み(出品者負担)」として出品していれば、発送時にお金を支払う必要もありません。取り引き成立時の販売利益から、自動的に引かれるシステムになっています。

3.追跡可能で、補償もあり
発送した荷物の配達情報を追跡して確認でき、万が一のトラブル時には補償も受けられます。安心!

簡単に、そのシステムを紹介しましょう。

まず、出品するときに、配送方法として「らくらくメルカリ便」または「ゆうゆうメルカリ便」を選択しておきます。取り引きが決まると、配送方法として次のような画面が表示されます(らくらくメルカリ便の場合)。

買い手が決まった通知を受け取ってアプリを開くと、さっそく配送のための手続きを行う画面になります。ここでは[コンビニから発送]を選択します。

ここでは、コンビニのファミリーマートから送ることを選択しましょう。すると画面に二次元バーコードが表示され、これをファミリーマートにあるFamiポートで読み取ることで、伝票が印刷されるのです。

[発送するコンビニを選ぶ]の画面で[ファミリーマート]をタップします。

内容を確認し、画面に表示された二次元バーコード(QRコード)をファミリーマートにあるFamiポートで読み取ります。すると伝票が印刷されるので、発送の手続きを行いましょう。完了したら[商品の発送をしたので、発送通知をする]をタップすると、メルカリのサーバーに発送が知らせられると同時に購入者にも発送の通知が届きます。

あとは、梱包した商品と一緒にレジに出して、発送の手続きをすればOK。アプリ上で[商品の発送をしたので、発送通知をする]をタップすれば、購入者にも通知が届きます。購入者の手元に届き、アプリ上で受け取りの確認が行われれば、無事に取り引き成立というわけです。

発送手続きを完了すると、アプリの取引画面でこのように配送状況を確認できるようになります。伝票を書くことも、その場でお金を払うことも必要なく、実に手軽です!

発送作業の面倒を極限まで減らしたメルカリ便によって、家に溜まった不用品...もとい資産の売却が捗ります。メルカリのまゆみんさんに、もう少し詳しく聞いてみましょう!

「らくらく/ゆうゆうメルカリ便」の違いは?

こんにちは。いよいよメルカリの配送方法の回になりました。特にメルカリ便について、詳しく教えてください!

こんにちは、メルカリ広報のまゆみんです。メルカリでは配送方法として通常の郵便や宅配便もご利用いただけますが、おすすめはメルカリ便です。特徴はコグレさんに紹介していただいた通りで、全国一律料金ですので、送料込みで出品する場合も、送料を計算しやすくなっています。

らくらくメルカリ便と、ゆうゆうメルカリ便の違いは何でしょうか?

らくらくメルカリ便はヤマト運輸の取り扱いで、ヤマト営業所のほか、ファミリーマート、サークルKサンクス、セブン-イレブンで発送可能です。一方のゆうゆうメルカリ便は日本郵便の取り扱いで、郵便局とローソンで発送できます。最寄りに店舗があって利用しやすいほうを選んでいただければと思います。対応するサイズや料金も一部異なりますので、詳しくは以下をご覧ください。

※サークルK・サンクスでの取り扱いは2018年11月に終了の予定

らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便の特徴

らくらくメルカリ便ゆうゆうメルカリ便
発送場所ヤマト営業所、ファミリーマート、サークルKサンクス、セブン-イレブン郵便局、ローソン
集荷可能(集荷料金:30円)
受取場所自宅自宅、郵便局、ローソン、 ミニストップ、日本郵便の宅配ロッカー「はこぽす」

らくらくメルカリ便は集荷に来てもらうこともできるんですね。

はい。一方でゆうゆうメルカリ便は、郵便局やローソンなどを指定した受け取りが可能です。それぞれの取り扱いサイズと料金もまとめますね。

らくらくメルカリ便の料金

サイズ料金
ネコポス
A4サイズ、厚さ2.5cm以内
195円
宅急便コンパクト
(専用資材を使用。1つ65円)
380円
宅急便
荷物の縦、横、高さの合計サイズ(cm)と重さによる
60サイズ(2kg以内):600円
80サイズ(5kg以内):700円
100サイズ(10kg以内):900円
120サイズ(15kg以内):1,000円
140サイズ(20kg以内):1,200円
160サイズ(25kg以内):1,500円

※料金はいずれも全国一律。消費税込み
※サイズは縦、横、高さの合計がおさまるものが適用され、例えば合計が72cmであれば80サイズとなる。小さくても重い場合は、重さに応じたサイズの料金が適用される

けっこう大きなものまで送れるんですね!

家電製品などの発送にも使えますね。もっと大きな家具などに対応できる「大型らくらくメルカリ便」もあります。

▼参考
らくらくメルカリ便
大型らくらくメルカリ便

ゆうゆうメルカリ便の料金

サイズ料金
ゆうパケット
長辺34cm、厚さ3cm以内/重さ1kg以内
175円
ゆうパック
荷物の縦、横、高さの合計サイズ(cm)による。重さはいずれも25k以内
60サイズ:600円
80サイズ:700円
100サイズ:900円

※料金はいずれも全国一律。消費税込み
※サイズは縦、横、高さの合計がおさまるものが適用され、例えば合計が72cmであれば80サイズとなる

▼参考
ゆうゆうメルカリ便

ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットサイズが、料金としては最安ですね。

小さいものを安く送りたい場合には最適ですね。ゆうパックサイズは最大100サイズまでとなり、100サイズまでのサイズごとの料金はらくらくメルカリ便と同じです。

大きなものの発送にはメジャーがあると便利

さて、メルカリ便の詳細がわかったところで、前回も説明した「送料込みの価格設定」について、少しおさらいしておきましょう。

らくらくメルカリ便の「ネコポス」や「宅急便コンパクト」サイズ、ゆうゆうメルカリ便の「ネコポス」サイズの商品は、あらかじめ封筒やケースを用意しておいて、それに入れば、該当するサイズの料金だと考えていいでしょう。

厚手のものの場合は、厚さを確認しておきましょう。定規などでは測りにくいかもしれませんが、メルカリでは、アプリから利用できる公式の「メルカリストア」で厚さを測れる「ネコポス/ゆうパケット用定規」を売っているので、これがあると便利です。

「ネコポス/ゆうパケット用定規」を使うと、それぞれの穴を通すことで厚みを確認できます。アプリ内の「メルカリストア」で購入できます。

大きい商品の場合は、配送用の箱をあらかじめ用意して、箱のサイズを測り(家電製品などの場合は重さも)、送料を確認しておきましょう。サイズを測るにはメジャーがあると便利ですね。メルカリストアでは、計測用の「メルカリ特製メジャー」も売っています。これらサイズを測る道具もそろえたら、もうメルカリ中級者と言っていいかもしれません。

梱包の方法は人によってさまざまで、美しい梱包を追求して「コンポウザー」を名乗る人もいるそうです。ぼくは、そこまではできないので、ほどほどにきれいで、安全に送れればいいと考えています。梱包の方法について、まゆにんさんに聞いてみましょう!

発送時に手紙を同封する人も!?

梱包については、メルカリで特に細かいルールはありませんよね?

はい。らくらく/ゆうゆうメルカリ便でもほかの方法でも、配送サービスで取り扱い可能な形に梱包していただければ、それでOKです。

緩衝材など、ぼくの場合はエアーキャップを使う場合もあれば新聞紙を丸めて入れる場合もあります。そんなもので大丈夫でしょうか?

もちろんです。配送サービスで取り扱い可能なことに加え、しいて言えば「購入者が気持ちよく受け取れるように」ということはありますね。しっかりと商品が傷まないように梱包されて、清潔になっていれば問題ないと思います。

精密機器なら段ボールを補強したり、小物を封筒に入れるときは破損しにくいように2重にしたり、といったことはしていますね。中には、発送するときに手紙を同封する人もいると聞きます。そういうことは一般的なんでしょうか?

きれいに梱包して、手紙を添えて送る、という方もいらっしゃいます! そうした対応は本当に人それぞれで、もちろんマストではありませんが、受け取った方はうれしいかもしれませんね。

ぼくは手紙を付けたことも、手紙入りの商品を受け取ったこともありませんが、確かにちょっと「大事に使おう」という気持ちになったりするかもしれませんね。

送料を覚えたら、いろいろなものを送ってみよう。

今回は、メリカリ便の仕組みを解説しました。全国一律料金ということで、サイズを測っておけば送料を計算しやすいのが、とても便利ですね。最初は小さなものから、慣れていくにつれて、さまざまなサイズのものを出品していくといいと思います。

さて、次回は実際にメルカリに出品して、売れるまでの様子をレポートしたいと思います。楽しみにお待ちください!

メルカリメルカリ
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イラスト:沼田健

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