Windows/Macのディスプレイを目に優しく

iOS 9.3から、iPhone/iPadに「Night Shift」という新機能が搭載されました。夜間、画面の色温度を暖色系に切り替える機能です。

パソコンやスマートフォンの画面からは「ブルーライト」が強く発生しており、特に就寝前に画面を見続けることで、快適な睡眠を妨げる可能性があると言われています。確かにNight Shiftを使ってみると、仕事帰りの電車で見るスマホの画面が目に優しい感じがします。これと同じ機能をWindows/Macで実現するのが、無料ソフト「f.lux」(フラックス)です。

筆者はf.luxを半年以上愛用していますが、今となっては手放せないソフト。夜遅くまでパソコンで仕事をしているときにf.luxをオフにしてみると、あまりの眩しさに目がくらみます。みなさんも同じことをすると、きっと「目が、目が〜!」となることでしょう。iPhoneのNight Shiftが気に入った人は、ぜひ試してみてください!

f.lux: software to make your life better

インストールして場所を設定する

f.luxが画面の色温度を変化させる日の出と日の入りの時刻は、場所(位置情報)が基準になっています。インストール後、おおまかな場所が自動的に設定されますが、あまり正確ではないので、正しい場所に設定しておきましょう。

1f.luxをダウンロードする

f.luxをダウンロードする

f.luxのサイトにアクセスします。[Download f.lux]をクリックしてダウンロードし、インストーラーを実行しましょう。

2f.luxのインストールを実行する

f.luxのインストールを実行する

インストールはライセンス契約に同意するだけで完了します。

3場所の設定画面を表示する

場所の設定画面を表示する

インストールが完了すると、画面右下にf.luxのウィンドウが表示されます。場所を設定するため、[Click to set Location]をクリックします。

4場所を設定する

場所を設定する

都市名を入力して[Search]をクリックすると、地図上に該当する場所が表示されます。日本の郵便番号でも検索可能です。[OK]をクリックすると場所が設定され、f.luxを使う準備が完了します。

HINTMac版で場所を設定するには

Macでは、f.luxのサイトからダウンロードしたZIPファイルを展開し、[アプリケーション]フォルダーにコピーすればインストールが完了します。f.luxのアイコンはメニューバーに表示されるので、アイコンから[Preferences]→[Location]の順にクリックして場所を設定しましょう。

Mac版で場所を設定するには

Macのメニューバーに表示されるアイコンから[Preferences]をクリックすると、f.luxの設定画面が表示されます。

色温度の変化を確認する

f.luxはパソコンに常駐し、日の出、日の入りの時刻になると、画面の色温度を自動的に変化させます。色温度は「K」(ケルビン)で表され、標準では日中が6500K、夜間が3400Kです。色温度の変化を実際に見てみましょう。

5f.luxのウィンドウを表示する

f.luxのウィンドウを表示する

f.luxのウィンドウを再度表示するには、通知領域のアイコンをクリックします。

6色温度の変化を確認する

色温度の変化を確認する

色温度の変化を表す曲線が表示されました。この曲線をクリックすると、24時間の色温度の変化をプレビューできます。

色温度の変化はスクリーンショットには表れないので、実際の画面を写真で見てみましょう。

日中の色温度

日中(Daytime)の初期設定である6500Kの画面。実質的には無調整の状態です。

夜間の色温度

夜間(At night)の初期設定である3400Kの画面。全体が赤みを帯びています。

夜間の色温度(赤め)

後述する色温度の拡張を行い、夜間の設定を1900Kの設定にした画面。実際の画面を見てみると、もっと赤く感じるでしょう。

HINTMac版の色温度は3段階で変化する

Windowsでは日中と夜間の2段階ですが、Macでは日中(Daytime)と日没後(Sunset)、さらに就寝時(Bedtime)の3つのタイミングで色温度が変化します。設定画面で起床時間を設定でき、その時刻によって、就寝時のタイミングが設定されます。

Mac版の色温度は3段階で変化する

Mac版のf.luxの設定画面。色温度が3段階で変化しています。[○○ is when I wake up.]の時刻を調整すると、連動して就寝時の時刻が変化します。

色温度を調整する

色温度は細かく調整できるだけでなく、さらに詳細な設定(より赤みが強いプリセット)を有効にすることもできます。色温度の調整と拡張方法を見てみましょう。

7設定画面を表示する

設定画面を表示する

色温度をプレビューする画面で[Settings]をクリックします。

8色温度を調整する

色温度を調整する

f.luxの設定画面が表示されます。[Daytime]と[At night]の丸を左右にドラッグし、色温度を調整しましょう。丸をドラッグしている間は、その色温度がすぐに反映されます。さらに詳細な設定を表示するため、[Expand Range]をクリックします。

9色温度の詳細設定を有効にする

色温度の詳細設定を有効にする

色温度の拡張には、ユーザーアカウント制御の許可とWindowsの再起動が必要になります。ほかのアプリで編集中のファイルがあれば保存して閉じ、[Restart Now]をクリックしましょう。

10色温度が拡張されたことを確認する

色温度が拡張されたことを確認する

再起動後、パソコンへのサインインと同時にf.luxが起動します。設定画面を表示すると、丸をさらに左にドラッグできるようになっています。

11色温度のプリセットを確認する

色温度のプリセットを確認する

色温度にはいくつかの段階(プリセット)が用意されています。三本線のアイコンをクリックして[Lightning at night]にマウスポインターを合わせると表示されるので、各プリセットをクリックし、実際の変化を確認してみましょう。

色温度のプリセット一覧(Windows)

プリセット名意味色温度
Ember残り火1200K
Candleろうそく1900K
Dim Incandescent暖かい白熱灯2300K
Incandescent白熱灯2700K
Halogenハロゲンランプ3400K
Fluorescent蛍光灯4200K
Sunlight太陽光5500K

HINTMac版で色温度を調整するには

f.luxの設定画面を表示し、[Daytime][Sunset][Bedtime]のボタンをクリックすると、それぞれの色温度を調整できます。調整した設定は[Custom colors]として保存されます。元に戻したい場合は[Recommended colors]を選択しましょう。

Mac版で色温度を調整するには

[Daytime][Sunset][Bedtime]をクリックして色温度を調整します。初期設定では[Sunset]が3400K、[Bedtime]が1900Kとなっています。

色温度のプリセット一覧(Mac)

プリセット名意味色温度
Candleろうそく2300K
Tungstenタングステンランプ2700K
Halogenハロゲンランプ3400K
Fluorescent蛍光灯4200K
Sunlight太陽光5000K

色温度の変化を一時的に無効にする

誰かにパソコンの画面を見せるときや、写真のレタッチをするときなど、通常の色温度に戻したいケースもあります。f.luxでは1時間だけオフ、日の出までオフ、といった設定が可能です。

1時間オフにする

f.luxのウィンドウを表示し、[Disable for one hour]をクリックしてチェックマークを付けると、1時間だけ色温度の変化がオフになります。Mac版では、メニューバーのアイコンから[Disable]→[for an hour]を選択します。

STEP UP右クリックメニューですばやく設定変更できる

Windows版での設定は、通知領域のアイコンを右クリックしたときのメニューでも行えます。f.luxの操作に慣れてきたら、こちらを活用しましょう。

色温度のプリセットを確認する

通知領域のアイコンを右クリックすると、夜間の色温度の変更(Lighting at night)、1時間オフ(Disable for an hour)がすばやく行えます。