世界観を守りながら、常に新しいことを取り入れていく

「この写真はあのブランド」とひと目でわかる世界観を作るでは、Instagramでは独自の世界観が大切だと解説しました。それは決して「同じような写真を撮り続けていればいい」という意味ではありません。

流行や新しい技術、ユーザーの価値観の変化に対応して変わり続け、よりエンゲージメントを高められる写真へと進化しながら、共通の世界観を感じさせる写真表現を追求する必要があります。

Instagramアカウントの運営では、継続することがもっとも重要で、大変なことです。過去のデータを参照し、「いいね!」が多かった写真をアレンジしたり、発展させたりしてみることも大事ですが、データを見ているだけでは出てこない新しいアイデアが、ヒットにつながることもあります。

運営チームで週に1回などこまめにミーティングをして、最近印象的だった投稿、気になっている映画やテレビ番組など、さまざまなことを情報交換してみてください。その中からおもしろい反応が期待できそうな表現方法やモチーフなどを選び出し、実際に撮影し、投稿して、効果測定の結果を次のミーティングで共有しましょう。この繰り返しで、表現を洗練させていってください。

ただ、チームで雑多に意見を出しあうと、どうしても世界観がぶれてしまうこともあります。そこで、トンマナを決め共有したルールの中に、世界観と合わないNG表現や、明らかに反応が悪かったやり方を「NGリスト」として追記していきましょう。

「このようにす る」というルールだけでなく、「このようにはしない」というルールを明確にすることで理解が深まり、世界観がぶれにくくなります。