写真への文字の書き込み

強く印象付けたい文字は写真の中に加える

効果的な短い文字列をベストなデザインで書き込む

加工アプリを利用して写真に文字を書き込むことで、キャプションよりも目立つ形で文字情報を伝えられます。効果的な使い方の定番は、署名のような意味合いでブランド名などを加える方法です。

例えば、手ぬぐい専門店「ジカンスタイル」の宮本株式会社(@jikan_style)では、手ぬぐいの柄の写真になじませたデザインで、同社のブランド名「JIKANSTYLE」や「KENEMA」の文字を入れています。ユーザーは写真を見ているだけで、自然にブランド名も認識できるようになります。

世界に東京の日常を発信する「OTME PROJECT」(@otme_project)では、写真のどこかに必ず「TOKYO」という文字を入れています。コンセプトが「東京の日常」ということで、「TOKYO」という文字を入れることで統一感を出しています。

文字を書き込んだ写真の例

宮本株式会社(@jikan_style
手ぬぐいの柄の写真にブランド名の文字を加えて投稿。文字をキーワードに検索すれば、ブランドのサイトを発見できる。

OTME_PROJECT(@otme_project
町並みのスナップ写真や雑貨、食べ物などの写真に「TOKYO」と書き込むことで意味を加え、統一感を出している。

文字の書き込みはスマートフォンアプリで

写真に文字を書き込むには、別途アプリを利用します。何種類ものフォントを収録し、自由度の高いデザインができる無料/有料アプリが多数公開されていますが、ここでは、無料アプリ、有料アプリのおすすめを1本ずつ取り上げます。

「Phonto」(iOS/Android: 無料)は、200種類以上のフォント(うち日本語フォントは10種類ほど)が利用でき、簡単なフィルタや吹き出し(スタンプ)機能、Instagram向けに正方形に加工する機能なども持つ使いやすいアプリです。また、アプリ内購入でフィルタや吹き出しを追加することもできます。

「Over」(iOS:480円/Android:492円)は、シンプルなフォントからファッション雑誌で使われそうなおしゃれなフォントまで約20種類のフォントがあり、それらの派生フォントを合わせると数十種類のフォントが利用できます。

ただし日本語フォントはありません。「ArtWork」と呼ばれるスタンプもハイセンスなものがそろっていて、外国語で雰囲気のある文字を入れたいときには非常に重宝します。ダイヤル操作のような独特のインターフェースも特徴です。

Phonto
無料アプリながら200種類以上のフォントを収録ししている点が魅力。日本語フォントの収録数も多い。

Over
利用できるのは欧文フォントのみだが、デザイン性の高さと、センスのいい「ArtWork」が魅力。