アップグレードは順次開始される

Windows 10の提供がいよいよ開始されました。「早く使ってみたい!」という人も多いと思いますが、残念ながら、すべてのパソコンですぐにWindows 10を使えるわけではありません。

Windows 10へのアップグレード要件を満たしているパソコンに関しては、以下の順番で段階的にアップグレードが提供される予定になっています。このため、環境によっては、アップグレードが開始されるまで、しばらく待たなければならない場合もあります。

  1. Windows Insiderプログラムに参加したパソコン
  2. Windows 8.1/7からアップグレード予約をしたパソコン

ただし、すでにWindows 8.1からのアップグレードも可能になっていることが確認できているので、ネットワークの負荷や予約を実行したタイミングなどによっては、早くアップグレードが開始される可能性もあります。

Windows 10へのアップグレードが可能になったかどうかは、[Windows 10を入手する]アプリを起動するか、Windows Updateの画面を表示することで確認できます。以下のような画面が表示されたら、Windows 10へのアップグレードを開始できます。

[Windows 10を入手する]アプリに、準備が整ったことが表示されます。

Windows Updateの画面でも、アップグレードが可能なことを確認できます。

ほぼ自動的にアップグレードが進む

実際のアップグレードは、大きく以下のような流れで進みます。

  1. アップグレードの開始
    現在のWindows上でアップグレードを開始するタイミングなどを設定します。
  2. 必要なファイルの準備
    アップグレードに必要なファイルが準備されます。
  3. アップグレード処理
    アップグレードが実行されます。何度か自動的にパソコンが再起動されます。
  4. 初期設定
    Windows 10の初期設定を実行しますが、基本的にウィザードを進めるだけと簡単です。
  5. サインイン
    Windows 10が起動するので、以前のアカウントでそのままサインインします。
  6. 利用開始前の最終準備
    最終的な準備が実行され、完了するとデスクトップが表示されます。

実際の流れは以下の動画をご覧ください。

動画で見るWindows 10にアップグレードする流れ

Windows 8.1が搭載されたSurface 3(LTE対応128GBモデル)をWindows 10にアップグレードした様子です。アップグレード予約済みで、7月29日の15:00前後にアップグレードが可能になりました。なお、途中、時間がかかる部分はカットしてあります。

静止画のスクリーンショットで手順を見たい場合は、こちらの記事を参照してください。

データも引き継がれるので安心

なお、Windows 10にアップグレードしても、以前のデータや設定、インストール済みのアプリのうちWindows 10に対応しているものは、そのまま引き継がれます。詳しくは以下の記事を参照してください。

HINTすぐにアップグレードしたい場合は?

「アップグレードが開始される順番を待てない!」という人は、自分でアップグレードを開始することもできます。

マイクロソフトのWebサイトからWindows 10の「メディア作成ツール」をダウンロードすることで、その場でパソコンをアップグレードしたり、あとでアップグレードするためのメディア(DVDやUSBメモリー)を作成したりできます。この詳しい方法は、以下の記事で解説しています。

Windows 10をダウンロードして自分でアップグレードを開始することもできます。

すぐにアップグレードを開始したり、アップグレード用のDVDやUSBを作成したりできます。

(清水理史&できるネット編集部)

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